やっぱりわが家が一番?!

好きな音楽を聴きながら本が読めたし、
友だちや家族が次々と見舞ってくれたので、
術後の痛みを除くと、のんびり快適な入院生活だった。


みんなで協力して何とかこのピンチを乗り越えた。
家に帰ったら、多少のことは目をつむって、
静養しながら少しずつ元のペースに戻していこう。


久々に三線を手にして、音を出してみた。
左手が少し突っ張る感じがするが、また弾けるようになってうれしい。


下宿から家に帰って、家事を引き受けてくれた悠は明朝、
また京都へ行ってしまう。
四人そろっての夕食もしばらくないと思い、退院祝いにぎょうざを作った。
包むのはもちろんあれこれと手伝ってもらいながら。
ホットプレートで焼きながら、アツアツを食べる。


「やっぱりうちのぎょうざが一番おいしい!」
次男坊の泰は口がうまい。
そして、「帰ってきた時、三線の音がしてほっとした」と。