赤毛のアン

 子ども達が読む絵本や物語を図書館から借りてくるのが、楽しみでもあり、大事な仕事にもなっている。(かなりの重労働!)
良い作品を選ぶのもなかなか骨が折れる。本が好きで読むペースが速い長男のものを探すのは、いつも追い立てられている感じがする。

 そこで、私はまだ読んでなかったが、講談社の完訳・赤毛のアンシリーズを借りてきた。このシリーズは10巻まであるので、ハマってくれれば助かる。しめしめ、長男は気に入って、昨年読んだ本の中で一番良かったのは、「赤毛のアン」と言っている。 
 この正月休み、彼は最終の10巻を読み、私は遅れ馳せながら、1巻目を読んでいる。私はアンの言うような「想像力のある人」だろうか?
 アンのしでかした事件に笑い、アンが住みなれた家を離れ町へ行く場面や育ての親・マシュ−の突然の死に泣いた。
 マシュ−の妹・マリラが子どものころのアンを思い出し、大人になっていくアンに寂しさを覚える。「あのころのように、小さいままでいてくれたら・・・」 

 私自身も近い将来、同じ思いをするのだろうか。

 子どもたちが言うことを聞かないと、「もう、本を借りてきたれへんで〜!!」と理不尽な怒り方をするのは今年からやめよう。