コロッケ・リベンジ

 前回お腹の調子が悪くて、揚げたてのコロッケが食べられなかった長男と
約束していたので、またコロッケを作った。
手間がかかるから、子どもたちに卵をつけたり、パン粉をつけたりするのを
手伝ってもらった。
 揚げたてをほおばった長男は“おいしい!”となんとも幸せそうだった。
確か、この子が初めて、シュークリームを口にした時、世の中にこんな美味しい
ものがあったのか、という表情をした。親がケーキを食べる時でも、小さい子には甘いものは良くないと、しばらくの間は、おあずけにしていたのだ。

 節分ののり巻き(恵方巻き)も家で作ったのだが、具材をいろいろ用意した
段階で、巻くのが面倒になった。そこで“今日は、セルフ巻きにしよう”と提案。子どもたちも慣れない手つきで、思い思いに巻いた。

 うちの子どもたちは、食べ物にすごい興味があるというか、執着していると
いうか・・・。だから、“宿題がおわったら、おやつにしよう”、とか
“部屋を片付けてから、ご飯にしよう”という具合だ。
朝起きないときも、“カステラがあるで〜”と食べ物で釣る。
食いしん坊は、扱いやすい!

 高校の先輩には、思春期の女の子が2人いて、洗面所や自室にカギをかけて、出てこないという。そんな時は、美味しいものをばんばん作って、匂いでリビングにおびき寄せてるらしい。私もこの手を使わせてもらおう。