懐かしの「奈良」、懐かしの「鶴一」

hitomisirisiri2010-05-09

20年前とか、30年前とか言っても、興福寺が建てられた1300年前に比べれば、かわいいものだ。
近いせいか、ずっと後回しになっていたが、この連休、初めて家族で興福寺東大寺を訪ねた。
車窓からは平城宮跡の会場にたくさんの人の行列が見えていた。
覚悟はしていたものの、奈良駅から人があふれている。
平城遷都1300年の年だもんね。


始めに向かった興福寺の国宝館にも長蛇の列ができていて、「60分待ち」のプラカードが・・・。
ただでさえ子どもたちは混んでいるからと、この計画を敬遠していたので、阿修羅像を観たかったのだが、あきらめる。
「北円堂」が特別開扉されているというので、八角円堂の中に入り、仏像を拝む。
五重塔は美しい」と感心していると、「世界遺産に登録されているんや」とまたびっくり。
鹿さんたちはこのブームでご馳走に事欠かないのか、せんべいに見向きもしないようだ。
息子たちに、鹿を見せたいと思っていたが、もう喜ぶ歳ではないか・・・。


小学生のときに何度か来たが、何となく東大寺の参道を覚えていた。
2日は聖武祭のせいか、これまた大仏殿は芋の子を洗うよう!
案の定、柱くぐりは、押し合いへし合い。
まぁ、聖武祭の行列を見られたので、よしとしよう。
仁王像や大仏さんも一度は観せておきたかったし。
人混みをくぐり抜け、持ってきたお弁当を食べたら、やっとひと息つけた。あ〜、疲れた!


帰りに鶴橋で下車し、焼き肉屋「鶴一」に寄った。
OLをしていた頃、先輩に何度か連れてきてもらったことがあったが、その頃とうって変わって、小ぎれいな店になっていた。
当時は強烈な焼き肉の臭いが髪の毛や洋服に付いて、帰りの電車の中では、肩身の狭い思いをしたものだった。
しかし、今は炭火の煙を吸い取る仕組みになっている!
まずは3〜4人前の肉の盛り合わせにカルビ、サンチュや他の野菜を注文した。
自己流で作ったことはあるが本場の味を知らなかったので、チャプチェや韓国風サラダを追加。
やっぱり炭火で焼くと旨い。
漬けこみタレやコチジャンは美味しく、家庭ではこんな味はだせないよな〜。
晩餐は終わりに差し掛かり、石焼きビビンバ、クッパといったご飯ものでしめることにした。
興味をそそられたテールスープも!
牛タンを食べたそうにしていた悠々だったが、ごめんね。


親と一緒に出かけるのを嫌がるようになった子どもたちを焼き肉で釣ったのだ。
まだまだ奈良にはお寺がある。
今度は自由軒のカレーライスか、風月のお好み焼きで釣ろうかな。
お菓子で孫の気を引こうするおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちがわかるような気がする。