味噌類が充実!

新婚の頃、横浜の社宅に住んでいたが、ご近所さんに、
「おみそ汁を作らないから、冷蔵庫にはみそが入っていない」という人がいた。
そういう人もいるんだ、とびっくりしたが、世の中にはみそを買わない人も多いのだろうか。


今、うちの冷蔵庫には、母の手作りみそ、仙台みそという赤みそ、コチュジャン、豆板醤が入っている。
お雑煮は白みそ仕立てなので、お正月には白みそが必ず登場する。
レシピによく書かれているので、豆板醤とコチュジャンを揃えてしまった。
買った後で、この2つはどう違うのだろう?という疑問が・・・。
コチュジャンは、もち米麹、唐辛子の粉などを原料とする発酵食品。唐辛子味噌とも呼ばれる。
豆板醤は空豆にダイズ、米、大豆油、ごま油、塩、香辛料などの原料を加えて作る中国の北方に多い醬(じゃん)。
唐辛子が多く含まれているためもともと辛いが、加熱すると更に香りと辛さを増すんだって。
醬ということは、正確にはみそではないんだ。
でも、よく読むと麹と食塩で発酵させてつくる塩辛や味噌も元々は醤の仲間とある。
ま、雰囲気、雰囲気!

辛いものが好きというわけではないから、コチュジャンも豆板醤もなかなか減らない。
今時は、インターネットですぐこれらを使ったレシピを調べられるので、とても便利だ。
昨日、きゅうりをコチュジャンを使ったタレに和えたら、なんちゃってオイキムチになった。


あ、思い出した。味噌のエピソード。
学生時代の友人2人と行った香港。
ホテルのベッドでふざけていたら、もってきた生みそずい(生みそが入った即席みそ汁)
を落として、ベッドカバーを汚してしまった。
3人は「色が色だけに、ちょっとやばいんちゃうん!」と、あせった。
「そうや、漢字の国やから、みそってメモに書いてたら、いいやん」ってことになった。
3人寄れば、文殊の知恵というが、誰も味噌の噌の字が書けない。
仕方がないので、「味曽」と書いた紙をベッドの上に置き、「雰囲気、雰囲気!」